インターネット依存症を治す方法

依存症にはさまざまな種類があり、原因や症状、治療法もそれぞれ異なります。以前はアルコールやギャンブルなどのイメージが強かったのですが、近年ではインターネットの普及により、若年層でもゲームやSNSをやめられないインターネット依存が問題になっています。低年齢ほど重症化するため、その分治療にもとても時間がかかる依存症です。

当人はインターネットを使用することを何よりも優先するため、勉強や仕事に割く時間を削ったり、食事や睡眠がおろそかになってしまいます。結果として睡眠障害や低栄養、ネットができないとストレスがたまり感情のコントロールができなくなるなどの症状があらわれてきます。ゲームに大金を使うこともありますし、無理やりやめさせようとして家族関係が悪化することも考えられるでしょう。

ネット依存が疑われる場合は、依存症を治療するために早急に医療機関を受診した方が良いでしょう。診察で治療が必要と認められた場合は、カウンセリングだけでなくデイケアや入院をすることもあります。その中でインターネットを利用する時間を減らすようにするなどして、ネットと上手に付き合えるようにしていくことが大切です。

また、医師や看護師は、規則正しい生活ができるようなサポートも行います。その際、依存症になってしまった背景にも目を向けて、個人の気持ちに耳を傾けてあげることが大切です。そのうえでルールを守ってもらいながら、ネット以外にも目を向けられるようにケアしていく必要があります。